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20. Sayuri's Back
よし: | (電車の案内)間もなくドアが閉まります。ご注意ください。 |
よし: | (でんしゃのあんない)まもなくドアがしまります。ごちゅういください。 |
The door is about to close. Please be careful. | |
ヒロ: | ああ、ぎりぎり間に合った。 |
ヒロ: | ああ、ぎりぎりまにあった。 |
Hiro: | Ah, we barely made it. |
小百合: | よかった。まさか!こんなところで! |
さゆり: | よかった。まさか!こんなところで! |
Sayuri: | It's good we made it. No way! At a place like this... |
ヒロ: | 誰? |
ヒロ: | だれ? |
Hiro: | Who? |
小百合: | 大学の同級生。陽子ちゃん。いつも話してたじゃない。 |
さゆり: | だいがくのどうきゅうせい。ようこちゃん。いつもはなしてたじゃない。 |
Sayuri: | A college classmate. Yoko. I was always talking about her. |
ヒロ: | すごい。あの、陽子ちゃん? |
ヒロ: | すごい。あの、ようこちゃん? |
Hiro: | Great. That Yoko. |
小百合: | 元気そうに見えないけど、大丈夫かな。陽子ちゃん。 |
さゆり: | げんきそうにみえないけど、だいじょうぶかな。ようこちゃん。 |
Sayuri: | I wonder if she's okay. She doesn't look good. Yoko. |
陽子: | さゆりちゃん!こんなところで! |
ようこ: | さゆりちゃん!こんなところで! |
Yoko: | Sayuri! At a place like this! |
小百合: | 本当。陽子ちゃん、元気? |
さゆり: | ほんとう。ようこちゃん、げんき? |
Sayuri: | Really. Yoko, how are you? |
陽子: | あんまり。 |
ようこ: | あんまり。 |
Yoko: | Not too good. |
小百合: | なんかあった? |
さゆり: | なんかあった? |
Sayuri: | Did something happen? |
陽子: | まあ、最近いろいろ。 親友がいなくなったり、仕事がなくなったり。 かなり大変だったんだ。 |
ようこ: | まあ、さいきんいろいろ。 しんゆうがいなくなったり、しごとがなくなったり。かなりたいへんだったんだ。 |
Yoko: | Yeah. A bunch of things recently. I lost my best friend, my job, and... It was pretty bad. |
小百合: | 相談すればよかったのに。力になれたかも。 |
さゆり: | そうだんすればよかったのに。ちからになれたかも。 |
Sayuri: | It would have been good if you had confided in me. Maybe I could have helped. |
陽子: | まあ、でも、私のことはどうでもいいよ。さゆりちゃんは? |
ようこ: | まあ、でも、わたしのことはどうでもいいよ。さゆりちゃんは? |
Yoko: | Yeah. But, forget about me. How are you? |
小百合: | かなりいい感じ。私達、今、表参道へ向かってるとこ。 今日は婚約者の彼と一緒に部屋を探しに行くの。 |
さゆり: | かなりいいかんじ。わたしたち、いま、おもてさんどへむかってるとこ。 きょうはこんやくしゃのかれといっしょにへやをさがしにいくの。 |
Sayuri: | Pretty good! We're heading to Omotesando. I'm going to look for a place together with my fiance today. |
陽子: | 婚約者! |
ようこ: | こんやくしゃ! |
Yoko: | Fiance! |
ヒロ: | 初めまして。谷ヒロと申します。どうぞよろしくお願いします。 よくさゆりから、話を聞いています。 |
ヒロ: | はじめまして。たにヒロともうします。どうぞよろしくおねがいします。 よくさゆりから、はなしをきいています。 |
Sayuri: | Nice to meet you. I am Hiro Tani. Please be kind to me, as I will to
you. I've often heard stories from Sayuri. |
陽子: | どうも。初めまして。素敵!ぴったり! しかもあたしのタイプ!うらやましい。 どこで知り合ったの? |
ようこ: | どうも。はじめまして。すてき!ぴったり! しかもあたしのタイプ!うらやましい。 どこでしりあったの? |
Yoko: | Hello. Nice to meet you too. Good looking! Perfect fit. And also, my type. I'm envious. Where did you meet? |
小百合: | 仕事で。彼は副社長だよ。 |
さゆり: | しごとで。かれはふくしゃちょうだよ。 |
Sayuri: | At work. He is the vice president. |
陽子: | いいな〜。無事に卒業した? |
ようこ: | いいな〜。ぶじにそつぎょうした? |
Yoko: | How nice! You graduated alright? |
小百合: |
うん、危なかったけどね。私その日からずっとついてるみたい。 実は、この仕事、決まってた人がいたんだけど、 その人が来なかったから、私が入って、ヒロと出会って、 あっというまに意気投合。 |
さゆり: |
うん、あぶなかったけどね。わたしそのひからずっとついてるみたい。 じつは、このしごと、きまってたひとがいたんだけど、 そのひとがこなかったから、わたしがはいって、ヒロとであって、 あっというまにいきとうごう。 |
Sayuri: | Yeah, but it was close. From that day on, it seems like I've been
lucky. The truth is, this job, someone had been chosen, but because that person didn't show up, I got the job, met Hiro, and quickly hit it off! |
ヒロ: | 会社はほとんど男だったから、 さゆりが入ってくれて、本当によかったです。 |
ヒロ: | かいしゃはほとんどおとこだったから、 さゆりがはいってくれて、ほんとうによかったです。 |
Hiro: | The company is mostly guys. That Sayuri joined us was really great. |
陽子: | どこの会社? |
ようこ: | どこのかいしゃ? |
Yoko: | What company? |
小百合: | SONYじゃなくて、SOMYっていう会社。 |
さゆり: | SONYじゃなくて、SOMYっていうかいしゃ。 |
Sayuri: | A company called SOMY, not SONY. |
陽子: | え、SOMY!! |
ようこ: | え、SOMY!! |
Yoko: | SOMY!!! |
小百合: | 知ってる?ね、陽子ちゃん、どうかした?なんか言ってよ。 |
さゆり: | しってる?ね、ようこちゃん、どうかした?なんかいってよ。 |
Sayuri: | Do you know it? Hey, Yoko, what's wrong? Say something! |