Menu JLPT / 1997: JLPT-2 (N3-N2)
Japanese language proficiency test
011 - Task 3
Grammar and Reading

 
問題Ⅲ 次の(1)から(6)の文章を読んで、それぞれの問いに対する答えとして最も適当なものを1,2,3,4から一つ選びなさい。
 
(1)寒い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
 さて、先日はたいへんお世話になりまして、ありがとうございました。あれから京都、奈良をまわり、昨晩帰宅いたしました。おかげさまでとても楽しい旅行ができました。旅行中の写真ができましたらお送りいたします。お体をお大切に。
問(16  これはだれに送った手紙と思われるか。

1.家で待っている両親への手紙
2.職場で待っている先輩への手紙
3.一緒に旅行してきた友人への手紙
4.旅行中に訪問した家への手紙
  

(2)健康的にやせるには、運動は必要不可欠(注1)です。やせるためには、運動で1日300kca1(注2)消費を目標にします。
   ところで、運動が好きでない人や、これまで何もやってない人におすすめしたいのが、歩くことです。よく「1日1万歩」といわれますが、さっさと歩けば少なくとも250~300kca1を消費します。
(緒方弘一「台所を科学する一コツと勘どころ」緒方出版による)
(注1)不可欠(ふかけつ):なくてはならない
(注2)kcal:キロカロリー
 
問(17  なぜ「1日1万歩」と言われるのか。

1.速く歩けば30Okcalぐらい消費するから。
2.人が1日に歩ける最大の歩数(ほすう)だから。
3.1万歩を歩くためには1日かかるから。
4.1日ゆっくり歩くと1万歩になるから。
  

(3) 最近、果物の消費(しょうひ)が伸びていません。そこで、果物の年間購入(注1)金額を調べてみました。人当たりの購入が最も多いのは世帯主(注2)が65歳以上の家庭で、最も少ないのは世帯主が24歳以下の家庭でした。金額にすると、前者は23.494円、後者は5,036円と、約4.7倍も差が開いています。
  果物の「敵」ほ、お菓子だとよく言われています、やはり、菓子類でも購入金額が最も多いのは世帯主が65歳以上で29,117円、少ないのは24歳以下で20,199円となっています。ところが、果物と菓子類とでは、やや達った傾向が見られます。いずれの年齢の世帯主の家庭でも、果物より菓子類の購入金額の方が多いのですが、年齢が上になるほど、この差は小さくなっていきます。これは、果物の購入を伸ばすためには、若い家庭に対する宣伝(せんでん)がもっと必要だということでしょう。
(注1)購入(こうにゅう):買うこと
(注2)世帯主(せたいぬし):法律上、一つの家庭の代表となる人
 
問(18  次のグラツの中から説明に合っているものを選びなさい。

1.2.3.4.
  

(4) 日本では、老人の割合がふえるにっれて、寝たままで立ち上がることのできない、いわゆる「寝たきり」老人がふえている。老人の病気の多くは年齢による老化が原因なので、完全には治らない。だが、病気がよくなってきたら、できるだけベッドから離れ、人の助けを借りた自分の力でいろいろなことを行うようにし、病気とじょうずにつき合っていくことが必要だろう。そういう努力をさせないのでは、「寝かせきり」と批判(ひはん)されるのは当然である。
 
問(19  批判されるとあるが、だれが批判されるのか。

1.老人の世話をする人
2.病気とつき合っている人
3.寝たままでいる老人
4.人の助けを借りない人
  

(5)毎日使っているコップを割ってしまったとします。するともう水を入れたり、ジュースを入れたりできませんから、捨ててしまいます。このようにちょっと前まで、身近(注1)に使っていたものがごみとなります。ごみは、いらなくなったものだし、イメージも悪いので、私たちばずぐに忘れてしまいます。しかし、一口(注2)ごみといって片づけてしまわないで、ちょっと考えてほしいのです。
 じつは、あなたのまわりに見えるものはすべてごみなのです。たとえば、この本はいずれ紙のごみになります。机、いす、蛍光灯(けいこうとう)もいずれごみになります。
(中略)
つまり、ごみは私たちが買ったり、使ったりする品物そのものです。
 (八太昭道『ごみから地球を考える』の岩波ジュニア新書による)
(注1)身近(みぢか)に:普通に、普段の生活で
(注2)一口で:簡単な言葉で
 
問(20  「ごみというて片づけてしまわないで」とあるが、ここで「片づけてしまう」とはどういうことか。

1.ごみ箱のなかに入れて捨ててしまうこと
2.ごみのことをよく考えないで忘れること
3.割れてしまったものをよく整理しておくこと
4.割れたものを捨てないで大切に保存すること
  

(6)下のA-Dは、それぞれア、イ、ウ.エのどこかに入る文です。
七年ぷりに一年生を受け持った。
入学式後の写真撮影で騒いでいた子も、
(ア)
 ↓
驚いたことに、教室の前からも後ろからも、父母のビデオカメラが回っている。
三つ(注1)のヒントクイズを出した。「私は機械です。この教室にもあります。人間の腕にまいて ある時もあります。さあ何だ」。
(イ)
 ↓
「みんなすごいね。学校で勉強すること、ないんじゃない」とほめると、

 ↓
久しぶりに子どものロから聞く言葉だ。
(工)
 
A 「勉強、だ一いすき、の声が馨く。」
B 「勉強、学校という新しい世界への好奇心(注2)でいっぱいなのである。」
C 「教室に戻ると緊張した目で私を見ている。」
D 「子どもたちは「わかった。時計だ」と口々(注3)に言う。」
(「せんせいの胸の内」1995年4月17日付朝日新聞朝刊による)
(注1)三つのヒントクイズ:三つのことばから連想して答えをあてる遊び
(注2)好奇心::めずらしいものや変わったことへの興味
(注3)口々に:それぞれに声に出して 
 
問(21  正しい組み合わせのものを選びなさい。

1.ア:A イ:C ウ:D エ:B
2.ア:B イ:D ウ:A エ:C
3.ア:C イ:D ウ:A エ:B
4.ア:D イ:A ウ:B 工:C