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Japanese language proficiency test
011 - Task 3
Grammar and Reading

 
問題Ⅲ 次の(1)から(6)の文章を読んで、それぞれの問いに対する答えとして最も適当なものを1,2,3,4から一つ選びなさい。
 
(1)日本が島国であることは誰でも知っているけれども、たいていの人は日常生活の中でそのことを忘れている。日本全体の面積の95パーセントは本州(注)・北海道・九州・四国の四つの島が占めている。この四島でほ[   ]、周囲を海に囲まれているという実感は薄い。本当に島という感しを味わうにはもっと小さな、いわゆる離島に行ってみなければならない。
         (池澤夏樹「むくどり通信」朝廿新聞杜による)
 
(注)
問(15  この文章の[  ]の部分には、次のうちのどれが入るか。

     1.多すぎて
     2.小さすぎて
     3.大きすぎて
     4.少なすぎて
  

(2)液体としてのH2Oを表す語として、日本語には「湯」と「水」がある。この場合、湯というもの、水というものの区別がまずはっきりとあって、それに対してそれぞれ「湯」(注1)および「水」という名前がつけられているというふうに普通考えられる。これは、ごく当たり前の見方であり、たしかにそういう面もある。しかし、よく考えてみると、これによってすべて説明がつくわけではないことがわかってくる。この見方に従った場、あらかじめ(注2)存在するとみられる湯とは一体何か、また、水とは何かを考えてみると、湯は温かいもの、そして水は冷たいものという程度の漠然(注3)としたことはいえても、では、何度以上が湯で、何度以下が水かということになると、はっきりと決めることはできない。つまり、自然界には、水と湯の明確な区分というものは本来存在しないのである。
         (牧野信也「アラブ的思考様式」講談社学術文庫による)
(注1)「湯」および「水」:「湯」と「水」
(注2)あらかじめ:もともと、偉じめから
(注3)漠然とした:はっきりしない
 
問(16  「この方に従った場合」とあるが。「この見方」とはどのような見方か。

     1.日本語には液体のH2Oを表す語として「湯」と「水」があるという見方
     2.湯と水の区別がはっきりとあうて、それぞれに名前があるという見方
     3.湯は温かいもの、水は冷たいものであるのが当たり前であるという見方
     4.自然界には、水と湯の明確な温度の区分は本来存在しないという見方
  

(3) 
「何杯食べても四百円か」
男は、ラーメン屋の立て看板に目をやると、すぐに店の中に入った。
男は若く、体格(注1)が良く、かなりの大食漢(注2)
ラーメンを一杯、軽く食べると二杯目に入った。
「お客さん、どんどん食べて下さい」
やがて、三杯目。これもクリア(注3)
「まだまだ遠慮しないで、もっと食べてもいいんですよ」
『それにしても、こんなことでよく商売が成り立つ(注4)な』
男は四杯目に入った。だが、さすがに全部食べることはできなかった。
「もう腹いっぱい。四杯でやめておくよ。お勘定!」
「千六百円です」
「えっ、四百円じゃないんですか」
「お客さん、外の看板を見てくださいよ」
『おかしいな」と思い、看板を見ると「何杯食べても一杯四百円のまちがいだった」。
(伊藤聡「何杯食べても」「小説現代」講談社1996年3月号による)
(注1)体格が良い:体が大きくてしっかりしている
(注2)大食漢:たくさん食べる人
(注3)クリア:ぜんぶ食べてしまうこと、目標をこえること
(注4)成り立つ:できる
 
問(17  「まだまだ遠慮しないで、もっと食べてもいいんですよ」とあるが、店の人はなぜこう言ったと考えられるか。

     1.客が食べれば食べるほどそれだけ自分がもうかると考えたから
     2.客が遠慮していると思い、もっとすすめようと思ったから
     3.客がとてもおなかがすいていてかわいそうに思えたから
     4.客がラーメンをどんどん食べる様子が気持ち良く思えたから
  
問(18  こんなことでよくく商売が成り立つ(注4)な』考えたのはなぜか。

     1.その店の人が自分に無理に食べさせようとしたから
     2.そめ店のラーメンは何杯食べても四百円だと思ったから
     3.その店ではラーメンが一杯四百円しかしなかったから
     4.その店で食べたラーメンがあまりおいしくなかったから
  

(4) 次の文章は、下のグラフを説明したものです。
日本人の日常生活で一般的に使用される電気製品や自動車の購入(注1)価格はどのように変化しているだろうか。グラツを見てその変化と理由を検討してみよう。このグラフは198O年の購入価格を100としたときの毎年の購λ価格を表したものである。( a )は、1987年を境に購入価格が急速(注2)に上昇したが、1989年からはあまり変化していない。その理由としては1988年頃、CDプレーヤーがっいて価格が上がったためと考えられる。( b )も同様に1987年頃から大幅に価格が上昇しているが、1991年を頂点にそれ以後下降に転じて(注3)いる。これは大型化による価格の上昇とその後の消費者の大型離れが影響していると考えられる。1985年から統計をとり始めた( c )を見ると、購入価格は少しずつ上がってきたが、1992年以後、やや下降し始めている。( d )も,1983年から次箒に上昇し、さらに1993年には大きく購人価烙が伸びている。その理由は、輸入が増加したからである。
(注1)購入:買うこと
(注2)上昇:上がること
(注3)転じる:変わる
問(19  グラフを見て、文章中の(a)(b)(c)(d)にはそれぞれ何が入るか。次の組み合わせの中で正しいものを選びなさい。

     1.a:テレビ b:ビデオテープレコーダー c:自動車d:テーブレコーダー
     2.a:テレビb:テーブレコーダーc:ビデオテープレコーダー d:自動車
     3.a:テーブレコーダー b:テレビ  c:自動車 d:ビデオテープレコーダー
     4.a:テープレコーダー b:テレビ c:ビデオテープレコーダー d:自動車 
  

(5)家を建てた人が、楽にその家を建てたか、それとも、かなり[   ]建てたかということは照明(注1)器具を見れぱわかるという。そういう目で見たことはないが、そういうもんだそうだ。
 建築でいえば、照明の取りつけが最後になる。従って、だんだんに資金につまって(注2)くると、最後のところでお粗末になる。
(山口瞳「男性自身困った入たち」新潮文庫による)
(注1)照明:明かり
(注2)つまる:残りがなくなって困る
 
問(20  [ ]に入る最も遁当なものを一つ選ぴなさい。

     1.時間が不足して
     2.体力がなくなって
     3.楽しみにして
     4.苦しい思いをして
  

(6)下のA一一Dは、それぞれア、イ、ウ、エのどこかに入る文です。 私が図書館で働いていたころ、進くんという六つの男の子が、ときどき図書館へやってきました。本には全然興味のないらしい進くんが、そもそも(注1)どうして図書館へ来たのか、そこのところはわかりませんが、とにかく、
 ↓
[ ア ]
あるとき、それをしかるかわりに、絵本を読んでやったところが、それからは、
 ↓
[ イ ]
でも、見ていますと、
 ↓
[ ウ ]
それでいて、読み進んで残りのページが少なくなると、「これがすんだら、あれね」と、次の本をさすのです。結局、
 ↓
[ エ ]

A進くんにとっては、読んでもらうということが、かまって(注2)もらえるという意昧でうれしかったのでしょう。
Bやってくると、一応パラパラと雑誌を見、、そのあと奇声(注3)を発したり、机の間を走ったり、騒ぎはじめます。
C肝心(注4)の読んでもらっている本には、それほど興味を持っていないことがわかるのです。
D来るたんぴ(注5)に、読め読めとせが(注6)むようになりました。
(松岡享子『えほんのせかい こどものせかい」目本エディクースクール出版部による)
(注1)そもそも:もともと、第一に
(注2)かまう:世話をする、相手になる
(注3)奇声を発する:高くて変な声を出す
(注4)肝心の:いちばん大事なはずの
(注5)たんびに:たびに
(注6)せがむ:しつこく頼む
 
問(21  

     1.ア:B イ:D ウ:C エ:A
     2.ア:D イ:B ウ:C エ:A
     3.ア:D イ:B ウ:A 工:C
     4.ア:B イ:D ウ:A エ:C