| 問題Ⅲ 次の(1)から(4)の文章を読んで、それぞれの問いに対する答えとして最も適当なものを1,2,3,4から一つ選びなさい。 |
(1) 先日、手術をなさったとのことですが、その後お加減はいかがでしょうか?こちらはみんな変わりなくやっています。
上の娘が修学旅行(注1)で京都に行ってきました。あちらは今、ちょうど紅葉真っ盛りのようで、嵐山(注2)が美しかったそうです。
覚えていますか?私たちも高校生の修学旅行で、京都に行きましたね。嵯峨野(注2)で食べたお豆腐がおいしかった。懐かしいですね。また、あなたが元気になったらまいりましょう。
娘が京都で買ってきた、絵葉書を同封(注3)します。 それではまた、お大事に。 (市田ひろみ『心を伝える手紙の書き方』による)
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(注1) 修学旅行:研究•見学のため教師が生徒を連れて行く旅行 (注2) 嵐山、嵯峨野:京都の中の地名 (注3) 同封する:封筒のなかに一緒に入れる |
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(2) 私たちは、食べるためばかりでなく、便利で快適な生活を送るため、知らず知らずのうちに多くの生き物の命を奪っています。しかしこのことは、日常生活のなかで実感としてもつことはすくないでしょう。人が生き物の命の尊さ(注1)をわかるには、逆説的(注2)になるかもしれませんが、生き物の命をあやめて(注3)いるという「実感」をもたなければならないでしょう。そうした過程を経(注4)なければ、いのちの尊さなどというぉとはわからないのではないでしょうか。
(松浦秀俊『川に親しむ』による)
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(注1) 尊さ:大切さ (注2) 逆説的になる:矛盾しているように見える (注3) あやめる:殺す (注4) 経る:通る |
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(3)「急がば回れ」という諺がある。急いでいるのなら回り道をしたほうがいいという意味であるが、急いでいる時に遠い回り道を選ぶ人はいないだろう。多少の危険があっても近道をしてしまうのが普通ではないか。つまり、これは実際に回り道をしろと言っているのではなく、あわてて事故を起こしたりしないように、それだけの余裕を持てということなのだ。
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(4) 私は、病気は、人間にとって偶然おちかかってくる(注1)事故のようなものだち思っている。それを、どのように受け止める(注2)かは、一人一人の人間のすることで、病気が逆に、ある人間にとっては、時がたつうちに、しあわせな事件であったということにもなるのだ。
(なだいなだ「お医者さん」『定義集』による)
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(注1) おちかかってくる:ここでは「(よくないことが)おこる」の意味 (注2) うけとめる:ここでは「考える」の意味 |
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